2畳半のオトコ【デート編】
こちらの記事↓の続き。
さて、初めて行ったHUBにて私と友人はそれぞれメンズと連絡先を交換していた。
ゴローとヒャダ。
私はヒャダと連絡先を交換していたわけだけれど、早速ヒャダからラインを受信。
ご飯のお誘いがきた!
ゴロー :岸谷◯朗に似ていたから
ヒャダ :ヒャ◯インに似ていたから
う~~~~ん。
そこで私は考えた。
顔は不細工でなかったし、私の見た目も褒めてくれる男性。
しかしお金はなさそう。
ファストファッションで全身揃えるようなやつだ。
しかもユ◯クロとかでもない、本当のファストファッション。
それを自慢げにいってくるようなやつだ。
「上から下まで揃えたんだよね!」みたいな。
その一言いらんねん。
そんなヒャダがご飯に誘ってきた。
話しているときは普通に楽しかったので、ご飯にいってみるか~と早速予定を確認。
ヒャダと無事にご飯へ行く運びとなったわけです。
当日。
待ち合わせ場所に颯爽と現れるヒャダ。
コートが長い!足元まである。(苦手なタイプ)
伊達メガネもしている。
こういうのを何系というんだろうか・・・
邦ロックが好きそう・・・くらいしか言えない。
とりあえずロングコートに身を包むヒャダの後ろをついていく。
予約はしてくれていなかったが、連れていきたいお店があるそう。
豚がおいしいお店らしく、店内はサラリーマンが多い。
そして煙がもくもくしている。
わりとおしゃれをして行ったのでちょっと残念だった・・。
そういうお店もすきだけど、初デートだったらもうちょっと落ち着いた場所を選んでくれた方が個人的には嬉しい。
そんなことはどうでもいいとして。
食事はおいしく、串モノなどを頬張る。
どうやら日本酒がおいしいらしいのだが、ヒャダはお酒が弱いそう。
ペースがゆっくり。
で、ヒャダのお酒がなくなったので、
「何か頼む?」ときいたところ、「まだいい」とのこと。
私のほうにはまだ十分にお酒が入っていたため、
私待ち・・・?となり困った。
まあお酒の場自体は楽しくて、兄弟構成や仕事の話を主にした。
普通に盛り上がったはず。
一軒目もそこそこに、二軒目にいくか~!という流れに。
その辺に飲み屋はいっぱいあったが、ヒャダが探したいそうだったので
カレについていく。
どうやらヒャダは自転車でそこまできたそうで、二軒目にいく前に自転車をとってきていいかと私に聞いた。
自転車が止めてあった場所は、私達がいた場所からそう遠くはなくすぐたどり着いた。
自転車をおしながら次のお店をさがす私達。
歩きはじめて10分・・・・15分・・・・・
待てど暮せど着かない。。。。。
しびれを切らして
「このへんで適当に探さない?」と提案をする私。
するとヒャダが急にこう言いだした。
「ちょっと、お店行く前に洗濯してっていい?」
え~~~っと、今22時とかですよ?今から洗濯ですか????????
遅ない?????
と疑問をいだきつつ・・・どこかで二軒目いくっていってるから行くよな??
って思いついていく・・・
いや、おかしいだろ・・・・・と思いつつ、ヒャダのアパートの下についた。
「わたしここで待ってるよ!」といっても
「いや時間かかるから!」といって、家に入れようとするヒャダ。
いくら私といえど彼と致すつもりはなかった。
だって彼には性的魅力を感じなかったから。。。
ファストファッションの良さが引き立つのは、安いながらも安く見えない場合。
彼の場合、自分から全身ファストファッションでコーディネートしていると言っているわけだから、ただの安い服に身を包んだ男だ。しかもコートなげぇしっ
しかしどうしたものか、彼の家に入ってしまった。
「俺の家、狭いから・・・・」
まあ~~~たそんな恐縮しちゃって~~~~~
って、え!!!!!!!!!!
オチはお気づきだろうけど、せっっっっっま!!!!!!!!!
推定、2畳~2畳半。
「こんな狭い部屋はじめて入った~!」
・・・ついつい声に出してしまった。
むしろ感動すら覚えた。失礼なことを言ってるなどという自覚はない。
その狭い部屋の壁にはいくつか服がかかっており、
玄関の右側にはシャワー室。もちろん脱衣所はないので、ここで全裸になったあかつきには全裸のままこんにちは~!である。
そんな狭い部屋に布団が一組ポツンと置いてあった。
「適当に上がってくつろいで~!」と彼は言う。
・・・・どこでくつろげと?????
疑問に思いながらも長居したくなかったので、玄関に座る。
気持ちばかりの玄関なのだが。(いちいち悪口)
「ちょっと洗濯してくるわ~!」
と洗濯物を持ってどこかへ消えていく。
そしてすぐ戻ってきた。
こいつの魂胆は丸見えだったわけだけど、それに従うつもりはない。
「ここの家から駅までどのくらい?」と聞くと
「10分くらいだよ!」という。
「じゃ~帰るわあ~」と、立ちあがる私。
ヒャダは、思わず「え!!!帰るの?!?!」と口に出す。
「うん、帰る。そもそも二軒目にいくっていうからついてきたわけであって、家にくるつもりはなかった」と伝え、ヒャダの住居をあとにする。
追ってくる気配はあったものの、諦めたようで、後ろを振り返った時には彼はいなかった。
道路にでて、通りすがりの男性に駅の方向を聞く。
そして無事に帰路についたのであった。
こうしてヒャダは食事にありつけない夜を過ごした。
ここで言いたいのが、家が狭いから断ったわけではない。
こいつの魂胆が気に入らなかった。
ご飯も安く、短く済ませ、さっさと事に進みたいという魂胆。
それが丸見えだった。
どんだけアホなんだ。。。
もうちょっとスマートな身のこなしをしてくれ。
何のための伊達メガネとロングコートなんだ。←
そんなこんなで私は反省した。
以下、私が学んだ点。
- お金をもってなさそうな人はたいていお金を持ってない
- 知らないやつの家には入るべからず
みんなも気をつけよう。